第21回 企業のグローバル化に欠かせない翻訳 ー でもどこから始めればいいの? 伊藤彰彦 - LocalizationGuy, LLC代表取締役

もう20年以上も前のことです。講演者の伊藤氏がテキサスの大学院を修了する見込みとなり米国内で就職先を探していたとき、同じクラスにいた日本人も米国内での就職を希望していました。クラスメートは成績優秀で、英語も読み書きは上手でした。ただ、会話の方はお世辞にも上手いとは言えませんでした。書類選考は通っても面接でことごとく落とされてしまい、最後には諦めて日本に帰国してしまいました。「就職活動というのは、自分という商品を企業というバイヤーに売るという、いわば営業活動です」と伊藤氏は言います。このとき伊藤氏が学んだレッスンは、買う側の人の心を動かすメッセージを買う側の人が理解できる言葉で伝えなければ売れないということ。

グローバル市場で展開する企業の場合はどうでしょうか?企業がある外国市場でシェアを伸ばそうとする場合、マーケットリサーチ、販売網の開拓、法の準拠、製品・サービスの現地化、人材教育などが欠かせません。しかし、翻訳を戦略化することで得られるメリットや翻訳を後回しにすることで被るデメリットについて経営会議の中で語られることは多くありません。誰もが言葉の重要性には気づいているにも関わらずです。

グローバル化に欠かせないものでありながら、なぜ翻訳の話しは後回しになってしまうのでしょうか?大きな理由のひとつに「翻訳のイロハがわからない」というのがあります。人はわからないもの、未開のものには触れたがらず、後回しにしたがるものです。しかし、その結果製品リリースが遅れて他社にリードを許してしまうことになったら?現地の規制によって製品の出荷そのものができなかったとしたら?わかりにくい情報で顧客を怒らせてしまったら?

今月の「ビジネス道場」では、LocalizationGuy, LLC代表取締役の伊藤彰彦氏が「翻訳のイロハがわかる」ための情報を数多く提供してくださいます。業界の外の人にはブラックボックスとなっている翻訳発注から納品のプロセス、翻訳会社の選定方法、翻訳作業で使用するテクノロジー、翻訳会社との交渉に役立つとっておきの情報など、会社に帰ってすぐに使える情報が盛りだくさんです。

日時:2014年8月6日(水曜日)6:00-9:00PM

会場:Hacker Dojo

599 Fairchild Dr. in Mountain View, CA

ビジネス道場プログラム:

6:00-6:45 PM 受付 ネットワーキング(軽食をご用意しております)

6:45-7:45 PM ご講演及び質疑応答 (言語:日本語)

8:00-9:00PM ネットワーキング

Profile:

伊藤彰彦:LocalizationGuy, LLC代表取締役

1996年に翻訳者として翻訳業界に入る。翻訳、プロジェクト管理、ツール管理、プロセス管理、営業などに従事。2001年に翻訳・ローカリゼーションのコンサルティング会社LocalizationGuy, LLCを設立。現在はバイヤー側、サービスプロバイダー側の両面でグローバル企業にローカリゼーション全般に関するコンサルティングを提供している。2007年にローカリゼーション業界最大手業界団体(GALA: Globalization and Localization Association)の会長を務める。翻訳業界に入る前はDellの米国本社と日本支社の架け橋として、多国籍企業にPCおよびネットワークソリューションを販売。2000年にはコロラド・ロッキーズにおいて吉井理人投手の専属通訳を務める。